玉石混淆(ぎょくせきこんこう)
<故事成語>
中国の古典「書経」に由来する四字熟語。「玉」は美しい宝石、「石」は平凡な石を指し、良いものと悪いものが混ざり合っている状態を表現。
<故事成語>
中国の古典「書経」に由来する四字熟語。「玉」は美しい宝石、「石」は平凡な石を指し、良いものと悪いものが混ざり合っている状態を表現。
<故事の概要>
「書経」にある「玉石同匱(ぎょくせきどうき)」に由来。貴重な玉と平凡な石が同じ箱に混在していることから、優れたものと劣ったものが区別されず混ざっている状況を喩えた。
<慣用句の意味>
良いものと悪いもの、優れたものと劣ったものが混在し、判別が難しいこと。また、価値あるものと無価値なものが一緒になっている状態。
<補足>
この表現は、物や人の優劣が混在している状況を批判的に指摘する場合や、良いものを選別する必要性を強調する場合に使われる。ビジネスや評価の場面でよく用いられるが、日常会話ではやや硬い印象。
<使用例 >
この市場は玉石混淆で、質の良い商品を見極めるのが難しい。
応募作品は玉石混淆だが、丁寧に選べば優れた才能が見つかるだろう。
<類義語>
魚目混珠(ぎょもくこんしゅ)
良莠不揃(りょうゆうふぞろい)
真偽混淆(しんぎこんこう)
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<関連する画像>
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