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NLDS第4戦 フィリーズvsドジャース を振り返る。
~延長11回 1-2xでドジャースがDSを3勝1敗で制す!(2025年10月10日日本時間)~

みなさん、こんにちは!MLBファンなら誰もが見逃せない、2025年NLDS(ナショナルリーグディビジョンシリーズ)のフィリーズ対ドジャース第4戦の振り返りをお届けします。日本時間で10月10日早朝に終了したこの一戦は、まさに「投手戦の極み」と呼ぶにふさわしい、息をのむような展開でした。先発から中継ぎ、クローザーまでが光り、延長11回までもつれ込んだ末に、ドジャースが劇的なサヨナラ勝ちを収め、シリーズを3勝1敗で制覇!フィリーズの粘り強さとドジャースの底力が見事にぶつかり合った、ポストシーズンの醍醐味が詰まった試合でした。この試合、ドジャー・スタジアムで繰り広げられたアウェイのフィリーズは、負けられない一戦。シリーズを2勝1敗で迎えたドジャースがホームの利を活かして猛攻を仕掛けましたが、フィリーズの投手陣がそれを跳ね返し、最後はエラー絡みのサヨナラで大逆転。スコアは最終的に1-2x(xはエラーによる得点)と、細かなミスが勝敗を分けた、まさに「野球の神様が微笑んだ」ような結末でした。では、序盤から順を追って詳しく振り返っていきましょう!

<先発投手たちの死闘:グラスノーとサンチェスの投手戦>
試合は、フィリーズの先発クリストファー・サンチェスとドジャースのタイラー・グラスノーのマッチアップで幕を開けました。両者とも今季のポストシーズンで安定感を誇る左腕で、序盤から「投手戦」の様相を呈します。グラスノーは特に圧巻で、6回まで2安打無失点の好投。ストレートのキレが抜群で、フィリーズの強力打線(ハーパーやシュワーバーら)を封じ込めました。被安打はわずか2本、しかも散発的なヒットのみ。ストライクゾーンを的確に突くコントロールと、変化球のキレで、フィリーズ打者は空回り気味。グラスノーの投球数は83球で降板し、ドジャースの先発ローテーションの深さを改めて感じさせるパフォーマンスでした。一方、サンチェスも負けじと健闘。ドジャースの強打者たちを相手に、6回1/3まで無失点に抑えましたが、7回に少しずつ綻びが見え始めます。サンチェスの持ち味は、沈むようなシンカーとスライダーのコンビネーションですが、この日はドジャースのベテラン打線に読まれ気味で、徐々にランナーを溜めていく展開に。とはいえ、序盤の投手戦は両チームのファンを魅了し、「これぞポストシーズン!」という緊張感を高めました。スコア0-0のまま6回終了時点で、誰もが「このまま延長か?」と息を潜めていました。

<7回のドラマ:フィリーズの先制点とドジャースの劇的同点>
そして、試合のターニングポイントとなった7回。まず表のフィリーズ攻撃で、ドジャースは中継ぎのエメット・シーハンを投入します。シーハンは今季のセットアッパーとして活躍中ですが、この回はちょっとしたミスが命取りに。J.T.リアルムートのリードオフシングル後、マックス・キープラーがフィールダーズチョイスで出塁し、送球のエラーで2塁まで進塁。そこからニック・カステラノスがレフト線へのタイムリーダブルを放ち、キープラーを生還させて1-0の先制!シーハンはその後ブライソン・ストットとトレア・ターナーを抑えましたが、フィリーズベンチは大いに沸きました。7回表終了時点で1-0、ドジャースの観客は静まり返りました。しかし、7回裏のドジャース反撃が凄まじい。サンチェスが続投しますが、1アウトからアレックス・コールを四球で歩かせ、エンリケ・ヘルナンデスにシングルを許し、ピンチを招いて投手交代。2番手としてジョアン・デュランがマウンドに上がります。デュランは速球派のリリーフで、ポストシーズンでも信頼が厚い投手ですが、この場面はまさに「運命の分岐点」。アンディ・パジェスをグラウンドアウトに取った後、2アウト満塁の状況で打席に立ったのは、ドジャースの1番・大谷翔平。フィリーズはここまで当たっていない大谷を「申告敬遠」で歩かせ、満塁のピンチを招きます。ここで打席に2番ムーキー・ベッツ。ベッツは101mphの速球をフルカウントまで粘り強く四球を選び、押し出しの同点!1-1のタイに追いつきました。この采配、フィリーズのロブ・トムソン監督の判断は、後々賛否両論を呼びそうです。大谷の長打力を恐れたのはわかるけど、結果的にベッツに歩かれてしまったのは痛恨。満塁のまま3番テオスカー・ヘルナンデスも登場し、デュランは三振に仕留めましたが、7回終了時点で1-1の同点。ドジャースの粘り強さが光る回で、ベンチのデーブ・ロバーツ監督はガッツポーズでした。この同点劇で、試合はさらに白熱の度を増します。

<8回から延長へ:鉄壁リレーとクローザーたちの静かなる戦い>
8回表、ドジャースはクローザーのロキ・ササキを早めに投入!日本人ファンにはたまらない展開で、ササキは8回、9回、延長10回を打者9人で完璧に抑えます。ストレートの160km/h超えとフォークのキレが冴えわたり、フィリーズのハーパーらを三振の山に。ササキの登板は「抑えきった!」という安心感を与え、ドジャースの守護神としての風格を存分に発揮しました。

<若きクローザー佐々木のロングリリーフの意義>
この試合でのササキの活躍は、単なる好投にとどまらず、彼のMLB適応と成長の象徴として大きな意義を持っていました。23歳の若きクローザーとして、通常の1イニング限定ではなく、3イニング連続のロングリリーフを任されたササキ。レギュラーシーズンでは先発中心だった彼が、ポストシーズンでリリーフ転向を果たし、毎試合チームに貢献する機会を得たのは、まさに「救世主」としての第一歩です。
イニング間にはベンチで集中を保つ異例の行動(例: 瞑想のようなポーズ)を見せ、現地メディアから「普通のクローザーとは違う」「完全に集中しきっている」と絶賛されました。
このロングリリーフの意義は多岐にわたります。まず、短期間のリリーフ経験を通じて、球威の復活とメカニクスの改善を促しました。肩の怪我から復帰したササキは、リリーフの「短い集中力」が彼のトルク不足を解消し、100mph超の速球を連発可能に。
また、プレッシャー下での適応力が向上し、「殺気を帯びた表情」で打者を圧倒する姿は、NPB時代からの「温室育ち」イメージを払拭。
ドジャースの救援陣崩壊をカバーするだけでなく、将来的な先発復帰へのステップとしても重要で、多くの成功例(例: 過去の万能リリーフ投手)が示すように、ポストシーズンのこうした起用は彼の長期キャリアを強化します。
ササキ自身も「毎試合、チームの力になれるのがリリーフの醍醐味」と語っており、この経験はドジャースのNLCS進出を後押しするだけでなく、彼のMLBでの「別人級」進化を象徴するものとなりました。
フィリーズ側も負けていません。デュランが8回裏を三者凡退に抑え、9回からクローザーのマット・ストラームを投入。ストラームは9回を無失点に封じ、1-1のまま延長戦へ。延長10回裏では、フィリーズがジェイサス・ルサルドを投入!ルサルドは「絶対に負けられない」モード全開で、大谷を三振、ベッツを外野フライ、テオスカー・ヘルナンデスを三振に打ち取りました。このイニングのルサルドの力投は、フィリーズの「死に物狂い」の精神を象徴。球場は静まり返り、延長10回終了でまだ1-1。ファンの心臓はバクバクです。

<11回の狂乱:エラー絡みのサヨナラ劇でドジャースが頂点へ>
そして、運命の11回。表のドジャース攻撃は左腕のアレックス・ベシアがマウンドに。1アウトからブライス・ハーパーに四球を与え、エイレック・ボームの深いフライで進塁させたところでワイルドピッチ、2塁まで進む一打勝ち越しのチャンス。代打のハリソン・ベイダーが登場し、10球粘るも空振り三振。11回表終了で、まだ1-1の同点。フィリーズの粘りが光る回でした。11回裏、ルサルドが2イニング目続投。ドジャースの4番フレディ・フリーマンは空振り三振で1アウト。続くトミー・エドマンがレフト前ヒットで出塁し、6番ウィル・スミスがセンターフライで2アウト、ランナー2塁。7番マックス・マンシーが初球をセンター前ヒットで繋ぎ、1・2塁のチャンスメイク。ここでフィリーズは投手交代、オライオン・カーケリングを投入します。しかしキケ・ヘルナンデスを四球で歩かせ、2アウト満塁の最大のピンチ!バッターボックスには9番のアンディ・パジェス。ソフトなバウンダーを打ってピッチャーゴロ!カーケリングが処理を誤り、一塁ではなくホームへ悪送球。ボールが逸れ、その間に三塁ランナーとして代走で出場したハソン・キムがホームイン!サヨナラの1点が生まれ、1-2xでドジャースの勝利!このエラーは、フィリーズのプレッシャー下でのミスがもたらした悲劇で、キャッチャーのJ.T.リアルムートが一塁への送球をジェスチャーで示していたにもかかわらず、パニックでホームに投げてしまった瞬間。ドジャースベンチは大爆発、選手たちがマウンドに飛び出して抱き合う姿は、シリーズ制覇の喜びを象徴していました。

<ドジャースの底力とフィリーズの誇り>
このNLDS第4戦は、投手陣の総力戦と、細かな守備のミスが勝敗を分けた一戦。ドジャースは3勝1敗でシリーズを制し、NLCS(チャンピオンシップシリーズ)進出を決めました。大谷の申告敬遠やササキの鉄壁リレー、ルサルドの力投など、ハイライト満載。一方、フィリーズは惜しくも敗れましたが、ハーパーらの粘りは来季への希望を残します。日本人選手の活躍(大谷の出塁、ササキの抑え)も見どころで、MLBのグローバル化を感じました。次はドジャースのNLCS!どんなドラマが待っているか、楽しみですね。皆さんの感想もコメントで聞かせてください!この試合、振り返るだけで興奮が蘇ります。MLBの秋、最高です!!

<2025 MLB NLCS:ドジャースの相手と日程>
~カブスorブルワーズの勝者が相手!10月13日開幕で激戦必至~
みなさん、NLDS第4戦の劇的サヨナラ勝利から一夜明け、ドジャースファンの興奮が冷めやらぬ中、次なる舞台NLCS(ナショナルリーグチャンピオンシップシリーズ)の情報をお届けします!日本時間では10月10日現在、ドジャースはフィリーズを3-1で下してNLCS進出を決めましたが、もう一つのNLDS(ブルワーズ対カブス)はGame 4でカブスが6-0の完封勝利を収め、シリーズを2-2の同点に持ち込み、今日10月10日(米国時間)にGame 5の最終決戦を迎えます。 つまり、ドジャースのNLCS相手はミルウォーキー・ブルワーズ または シカゴ・カブスの勝者となります!どちらが勝っても、ドジャースの強力打線と投手陣が試される熾烈な戦いになりそうですね。
相手が誰でも、大谷、山本、佐々木のいるドジャースを応援したくなります。
がんばれドジャース!

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