<ドジャースの最新の試合結果>
日付: 2025年9月6日(日本時間)
対戦相手: ボルチモア・オリオールズ
試合結果: ドジャース 3-4 オリオールズ(敗戦)
シーズン成績: 78勝65敗(この試合後)
<試合内容>
2025年9月6日(日本時間9月7日)、ロサンゼルス・ドジャースのエース、山本由伸投手がボルチモア・オリオールズ戦で、歴史的な快挙目前の投球を見せました。しかし、9回2死、後アウト一つでまで追い込んだが、まさかの本塁打を浴び、ノーヒットノーランを逃しました。ここで山本は降板。
この時点で点差は2点に、ところが、救援陣の崩壊でアウトを一つも取れず3点を献上、3-4と逆転を許しチームはサヨナラ負け。ドジャースは5連敗に陥り、NL西地区の首位争いが一気に厳しくなりました。
山本は前回の先発でも11勝目目前、7回までの勝ち投手の権利も、救援投手が3点を守れず逆転負け。今日こそ11勝目が確実と思われた試合だったが、救援がアウト一つとれず逆転負け。11勝目はお預けとなってしまった。
<山本の投球ハイライト>
・立ち上がりから抜群のコントロールを発揮。3回に連続四球で無死一、二塁のピンチを招きましたが、空振り三振と併殺打で無失点に切り抜けました。
・5回まで安打なし、6奪三振。8回までノーヒットノーランを継続し、投球数は104球。最高球速は96.7mph(約155km/h)の速球を軸に、スプリッター、スライダー、カーブの変化球が冴え渡り、打者のタイミングを完全に崩しました。
・全体成績(8回2/3):112球、1安打、1失点、10奪三振、2四球。被打率は極めて低く、WHIP(1イニングあたりの出塁許容率)も優秀でした。この投球は、NPB時代に2度のノーヒットノーランを達成した山本の真骨頂。ドジャース移籍後、自己最多の112球を投げ、キャリアハイの10奪三振を記録しました。
・悲劇の瞬間: 9回2死走者なし、112球目でジャクソン・ホリデイに17号ソロホームランを浴びました。ホリデイは「ようやく打てる球が来て、良いスイングができた」と振り返り、打球はライトフェンスを僅かに超えるものでした。これでノーヒットノーランは崩壊。日本人投手史上3人目(野茂英雄、岩隈久志に続く)の快挙が目前でした。
<救援陣の崩壊>
山本降板後、ブレイク・トレイネンが登板。二塁打、死球、連続四球を許し、3-2に。タナー・スコットが満塁のピンチでエマニュエル・リベラの2点タイムリーを浴び、3-4のサヨナラ負け。ドジャースのブルペンは「ヤマのピッチングを無駄にした」と自嘲するほど大乱調でした。監督のデーブ・ロバーツは「流れが変わった」と悔やみ、山本自身も「まさか9回のマウンドに上がれるとは思わなかった。すごく悔しい」と本音を漏らしました。
<山本コメント>
「勝ちきれなかったのはすごく悔しい。チームの連敗を止めたかった」と語り、ベンチのよそよそしい空気(ノーヒット意識で静まり返った)も「集中できた」とポジティブに振り返りました。捕手との初コンビ(ベン・ロートベット)も功を奏しました。
<エピローグ>
この試合は、ノーヒットノーラン目前の興奮と、逆転サヨナラの残酷さを凝縮した一戦。山本の投球はMLB史上初の2025年ノーヒット未遂として記憶に残ります。ドジャースは9月7日の最終戦で連敗脱出を狙います。
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