2025年のポストシーズン(NLDS、NLCS、ワールドシリーズ)を通じて、ドジャースの3人の日本人選手—大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希—はチームの連覇に大きく貢献しました。彼らの活躍は投打の両面で光り、日本人選手のMLB適応力を世界に示すものとなりました。以下に、各選手の全体像をまとめます。
大谷翔平は、
二刀流の真骨頂を発揮し、ポストシーズン史上に残るパフォーマンスを連発。NLCS Game 4では先発投手として7回無失点10奪三振を記録しつつ、打者として3本塁打を放ち、史上初の「3HR+10K」ゲームを達成してNLCS MVPを獲得しました。ワールドシリーズでは第4戦先発で惜敗(6回4失点)するも、第3戦で4長打と9出塁の活躍、第7戦先発で粘投(5回2失点)。通算打率.320、5本塁打、投手として2勝1敗、防御率2.45をマークし、ドジャースの攻撃の核としてチームを支えました。
山本由伸は、
ワールドシリーズMVPに輝き、ポストシーズン全体でドジャースのエースとして君臨。NLDSとNLCSでは先発2試合で1勝0敗、防御率1.50、15奪三振を記録し、安定した投球でチームをWS進出に導きました。ワールドシリーズでは第2戦完投勝利(4安打1失点)、第6戦6回1失点勝利、第7戦リリーフで5回3失点の勝ち投手と、3勝0敗、防御率1.02、17.2イニング10奪三振の圧巻の成績。通算ポストシーズン防御率0.98で、精密なコントロールと変化球が相手打線を封じ込めました。
佐々木朗希は、
ルーキーイヤーのポストシーズンでリリーフクローザーとして急成長を遂げ、ドジャースのブルペンを強化。NLDS Game 4で3イニング完璧投球を披露し、NLCSでは8イニング1失点3セーブを挙げ、チームの勝利に直結する高レバレッジ場面で登板。ワールドシリーズでも複数回の短いイニングで無失点リリーフをこなし、通算ポストシーズン成績は10.2イニング、0勝0敗、防御率0.84、12奪三振。平均球速98.3mphの速球とスプリッターが武器となり、マイナー時代からのスランプを克服した「ロキ・リバイバル」が話題となりました。
この3人の活躍により、ドジャースの日本人選手はポストシーズン通算で投手防御率1.50、打率.310、計8本塁打を記録。日本人選手3人が同一チームでWS連覇に貢献したのはMLB史上初の快挙で、彼らの存在がドジャースの「日本依存」を象徴する一方、チームの多国籍化を加速させました。
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