65歳以上のプラチナNISA徹底解説：毎月分配型投資信託の魅力と注意点

多くの年金生活者は、年金だけでは豊かな生活は望めない。そのため、65歳以上の層では、「定期的に分配金が受け取れる」ことを投資信託の購入理由とする割合が高い。報道によれば、金融庁は65歳以上の高齢者を対象とした新たな少額投資非課税制度（プラチナNISA）の創設を検討しており、2026年度の税制改正要望に盛り込む方針であるとされている。その主な内容は以下の通りである。
①利用対象: 65歳以上の個人である。
②投資対象: 中長期の資産形成には適さないという理由で、現行NISAでは投資対象として原則認められていない毎月分配型投資信託を容認する。
③制度上の柔軟性: NISA口座で保有する資産の移管や、毎月分配型投資信託へのスイッチングを可能とする。
毎月振り込まれる分配金は高齢者にとって、年金生活の足しになる定期収入だが、投資にはリスクは付き物だ。投資は自己判断だが、リスクを承知で、時には運用益ではなく元本を取り崩して「元本払戻金（特別分配金）」を出す「タコ足分配」になることもあるが、それでも毎月の年金不足分が振り込まれると考えれば、利子の付かない銀行預金より筆者は魅力を感じてしまいます。
非課税枠を1000万円程度まで広げてくれると毎月の生活資金として十分期待できる。今のうちから毎月分配金型投資信託のリサーチをしておきましょう。