虎穴に入らずんば虎子を得ず(こけつにいらずんばこじをえず)
<故事の概要>
このことわざは、中国の後漢時代の書物『後漢書』に由来する。班超の伝記に登場し、危険を冒さなければ大きな成果を得られないという意味で使われた。班超が匈奴との戦いで大胆な行動を提案した際、部下が危険を恐れたのに対し、この言葉で決意を示したとされる。
<慣用句の意味>
危険を冒さなければ大きな成功や成果を得ることはできない。リスクを取ることの重要性を説く。
<補足>
このことわざは、臆病さや慎重すぎる態度では大きな目標を達成できないことを強調。ビジネス、冒険、挑戦など、積極的な行動が必要な場面でよく使われる。ただし、無謀な行動を推奨するものではなく、計算されたリスクを取ることの大切さを示唆する。
<使用例>
・「新しい事業を始めるなら、虎穴に入らずんば虎子を得ずだ。リスクを恐れず挑戦しよう。」
・「試験に合格したければ、虎穴に入らずんば虎子を得ず。難しい問題にも果敢に取り組むべきだ。」
<類義語>
危険を冒さずして成功なし
獅子搏兎(ししはくと)
リスクなくしてリターンなし
思い立ったが吉日
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