<故事成語>
「覆水盆に返らず」は、中国の故事に基づく日本の四字熟語(故事成語)です。
<故事の概要>
この成語は、中国の前漢時代に姜子牙(太公望)の妻に関する逸話に由来します。姜子牙は貧しい時代に妻に離縁を求められましたが、後に周の文王に仕えて成功を収めました。妻が復縁を望んだ際、姜子牙は水をかけた盆を指して「一度こぼれた水は元には戻らない」と言いました。この話は、取り返しのつかない事柄を象徴しています。
<慣用句の意味>
一度してしまったことや失ったものは、元に戻すことができないという意味。後悔しても取り返せない状況を表します。特に、信頼や機会、関係性などが失われた場合に使われます。
<補足>
・この成語は、時間の不可逆性や行動の結果の重さを強調します。
・日本語では、離婚や破局、失言など、取り返しのつかない状況でよく使われます。
・中国の原典では「覆水難収」(ふくすいなんしゅう)と表現され、日本で四字熟語として定着しました。
<使用例>
・「彼は軽率な発言で信頼を失ったが、覆水盆に返らず、後悔しても遅い。」
・「一度壊れた友情は、覆水盆に返らず、元には戻らない。」
<類義語>
・後悔先に立たず
・過ぎたことを悔やむ
・取り返しのつかない
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<ツイッターの反応>
金将君
@Kinshokun「覆水盆に返らず」って、故事成語の中でも特に古い部類だよな x.com/santiago_de_co…
KUMABeAR(くま)
@kuma9292xX返信先:@Ohokobichi 覆水盆に返らず は太公望の話だったようなだから中国の故事成語っすな 案ずるより産むが易し は日本のことわざかな、、、マジでこれは言い出しっぺわからないやつ