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君子は豹変す(くんしはひょうへんす)

故事成語:
「君子は豹変す」は、中国の古典「易経(えききょう)」に由来する故事成語です。

故事の概要:
「易経」革卦(かくか)の「君子豹変す、小人革面す(くんしひょうへんす、しょうじんかくめんす)」に由来。元々は、君子(徳の高い人)が状況に応じて柔軟に変化する様子を、豹の毛皮が美しく変化するように例えたもの。後に、過ちを改めて正しい道に戻ることを指すようになった。

慣用句の意味:
・徳の高い人は、過ちを認め、素早く改めること。
・状況に応じて柔軟に対応すること(原義)。

補足:
・本来はポジティブな意味で、柔軟性や改善の姿勢を称賛する表現。
・現代では、態度や意見を急に変えることに対して、やや否定的なニュアンス(「節操がない」など)で使われる場合もあるが、これは誤用に近い。
・文脈によってニュアンスが異なるため、注意が必要。

使用例:
・彼は自分の誤りを認め、君子は豹変すの精神で行動を改めた。
・君子は豹変すと言わんばかりに、彼女は新しい環境にすぐ適応した。

類義語:
・過ちを改むるに憚ること勿れ(あやまちをあらたむるにはばかることなかれ)
・改心(かいしん)
・変節(へんせつ)※やや否定的
・柔軟対応(じゅうなんたいおう)

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<ツイッターの反応>

ぽにょっ子
@goke172

君子は豹変す(くんしはひょうへんす) 教養人がはっきりと過ちを改め、善を行なうさまのきわだっていること。

(出典 @goke172)

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