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マイカーで巡る東海道五十三次【静岡県・後編】
-府中宿~白須賀宿までの13宿を巡る2泊3日の旅ー
日程:2026年7月7日~7月9日

梅雨明け前ではあったが、梅雨明け後の猛暑をさけるため、天気予報を精査してこのタイミングでの出発に決定。天気と気温は旅には最高の結果でした。
東海道五十三次の静岡県後編は、「駿府(府中宿)」~遠州灘を望む「白須賀宿」までの、13宿をマイカーで巡る約220kmのドライブ旅と町歩き旅です。

江戸時代の旅人たちは徒歩で何日もかけて歩いた道を、現代では車なら2泊3日でゆっくり巡ることができます。

宿場ごとに歴史や街並みの個性が異なり、東海道の変化を肌で感じることができました。今回は車の機動性を生かし、昔ながらのグルメも楽しんできました。

【1日目】
<府中宿~島田宿>

(走行距離:約50km 観光時間:約8時間)

・第19宿 府中宿(静岡市)

滞在時間:約2時間30分

東海道でも最大級の宿場町だった府中宿。

現在の静岡市中心部ですが、歴史を感じられる場所が数多く残っています。

見どころ

・駿府城公園
・東御門・巽櫓
・紅葉山庭園
・静岡浅間神社
・東海道町並み(呉服町・七間町)

徳川家康が晩年を過ごした駿府城は見応え十分。

石垣や櫓からは天下人の城らしい風格を感じました。

静岡浅間神社は国指定重要文化財が並び、朱塗りの社殿は圧巻です。

グルメ情報:府中宿を抜けて安倍川橋まで来ると、安倍川餅の老舗「石部屋(せきべや)」が見えてくる。創業200年以上の歴史を持つ老舗。安倍川餅は今も街道歩きの旅人に人気。

・第20宿 丸子宿

府中宿から約20分

滞在時間:約1時間30分

江戸時代の雰囲気が色濃く残る宿場。

見どころ

・丁子屋
・吐月峰柴屋寺
・丸子宿の町並み

グルメ情報:一番の目的は創業400年以上の「丁子屋」。名物のとろろ汁は旅人も食べた味として有名です。茅葺屋根の建物は歌川広重の浮世絵そのもの。
昼食にもおすすめです。

・第21宿 岡部宿

丸子宿から約10分

滞在時間:約1時間

見どころ

・岡部宿大旅籠柏屋(かしばや)
・岡部宿内野本陣跡
・宇津ノ谷峠、蔦の細道
・宇津ノ谷集落
・明治のトンネル

柏屋は国指定重要文化財。

当時の旅籠内部が見学でき、旅人の暮らしがよく分かります。

・第22宿 藤枝宿

岡部宿から約15分

滞在時間:約45分

見どころ

・藤枝市郷土博物館
・旧東海道松並木
・上伝馬本陣跡

宿場町らしい面影は少ないものの、旧東海道には松並木が残り往時を想像できます。

グルメ情報:「染飯」、お強飯をクチナシの実で染、乾燥させた茶屋の名物。クチナシの実には消炎作用があり、旅人の足腰の疲れをいやすと言われていたとか。

・第23宿 島田宿

藤枝宿から約20分

滞在時間:約3時間

見どころ
・蓬莱橋
・島田宿大井川川越遺跡
・川越人足資料館
・大井神社

江戸時代最大の難所だった大井川。

橋がなかったため、川越し人足に担がれて渡った歴史があります。

川越遺跡は全国的にも貴重な史跡。

当時の番所や建物が復元されており、とても興味深い場所でした。

宿泊:島田市周辺

【2日目】
<金谷宿~見附宿>

(走行距離:約80km 観光時間:約9時間)

・第24宿 金谷宿

滞在時間:約1時間30分

見どころ

・石畳茶屋
・菊川坂石畳
・旧東海道石畳

金谷宿の最大の魅力は金谷坂の石畳。
旧東海道の坂道に約430mにわたって石が敷き詰められた歴史的な道。
江戸時代そのままの街道を歩いている感覚になります。

木々に囲まれた石畳は非常に風情があり、坂を登り切ると、茶畑が広がる牧之原台地の上に出る。

・第25宿 日坂宿

金谷宿から約15分

滞在時間:約0.5時間

見どころ

・川坂屋
・本陣跡
・日坂宿街並み

静かな宿場町。

観光客も少なく、昔ながらの雰囲気をゆっくり味わえます。

・第26宿 掛川宿

日坂宿から約20分

滞在時間:約2時間30分

見どころ

・掛川城
・掛川城御殿
・竹の丸
・二の丸美術館

東海道屈指の城下町。
山之内一豊が城主を務めたことで知られ、「東海の名城」と称された城。

掛川城天守からは宿場町が一望できます。

御殿は現存する数少ない城郭御殿。

歴史好きには外せません。

昼食は掛川茶を使った料理や自然薯料理もおすすめ。

・第27宿 袋井宿

掛川宿から約25分

滞在時間:約1時間

見どころ

・東海道どまん中茶屋
・袋井宿場公園
・久津部一里塚

東海道のほぼ中央に位置する宿場。

「どまん中」の記念碑があります。

・第28宿 見附宿(磐田市)

袋井宿から約20分

滞在時間:約2時間

見どころ

・見付宿本陣跡
・旧見付学校
・淡海國玉神社

日本最古級の木造洋風校舎「旧見付学校」は必見。

宿場町だけでなく明治文明も感じられます。

宿泊:磐田市または浜松市

【3日目】
<浜松宿~白須賀宿>

(走行距離:約90km 観光時間:約8時間)

・第29宿 浜松宿

滞在時間:約2時間30分

見どころ

・浜松城
・浜松城公園
・家康公ゆかりの史跡
・宿場町跡

若き日の徳川家康が17年間を過ごした浜松城。
「出世城」と呼ばれ、多くの歴史ファンが訪れます。

・第30宿 舞阪宿

浜松宿から約30分

滞在時間:約1時間30分

見どころ

・舞阪宿脇本陣茗荷屋(みょうがや)
東海道で唯一現存する脇本陣です。

・常夜灯
・旧東海道

浜名湖渡船の宿場。
浜名湖はかつて砂州によって海とは隔てられた湖だったが、室町時代1498年の大地震によって糊口が決壊し、舞阪宿~新井宿間は「今切りの渡し」とよばれる渡船での移動を余儀なくされた、海と宿場町が融合した独特の景観が印象的でした。
現在は「今切りの渡し」を船で超すことはできないので、弁天島回りの車移動となりました。

・第31宿 新居宿

舞阪宿から約10分

滞在時間:約2時間

見どころ

・新居関所
・関所史料館
・旅籠紀伊国屋資料館

全国で唯一現存する関所建物。国の特別史跡に指定されている、東海道最大級の見どころと言えるでしょう。

江戸時代の旅人が厳しい検問を受けた様子がよく分かります。
「入り鉄砲に出女」と呼ばれた江戸幕府の厳しい取り締まりの様子を伝える対面所や調べ部屋が見学できる。

グルメ情報:昔ながらの甘味菓子、「後ひき菓子」は今も購入できる。ご賞味あれ。

・第32宿 白須賀宿

新居宿から約15分

滞在時間:約1時間30分

見どころ

・潮見坂
・白須賀宿歴史拠点施設
・本陣跡
・遠州灘展望

宿場は高台にあり、潮見坂から見下ろす遠州灘は絶景。東海道有数の絶景ポイントとして知られ、浮世絵にも描かれた。江戸時代の旅人も同じ景色を見ていたと思うと感慨深いものがあります。

**静岡県内最後の白須賀宿を巡り終え、東海道の長い歴史を身近に感じる旅となりました。

2泊3日のモデルスケジュール
日程 宿場 観光時間
1日目 府中・丸子・岡部・藤枝・島田 約8時間
2日目 金谷・日坂・掛川・袋井・見附 約9時間
3日目 浜松・舞阪・新居・白須賀 約8時間

総走行距離:約220km

総観光時間:約25時間

**実際に巡って感じたこと

東海道五十三次というと、歴史の教科書に出てくる街道というイメージでしたが、実際に車で巡ってみると、それぞれの宿場には今でも違った個性が息づいていました。

駿府城や掛川城、浜松城といった名城をはじめ、大井川の川越遺跡、新居関所など、歴史的価値の高いスポットが数多く点在しています。一方で、丸子宿の「丁子屋」で味わうとろろ汁や、金谷宿の石畳、潮見坂から望む遠州灘の景色など、歴史だけでなく食や自然も楽しめるのがこのルートの魅力だと思いました。

徒歩では何日もかかった道のりを車で効率よく巡りながら、各宿場では旧東海道を歩いて当時の面影に触れることができ、江戸時代と現代を行き来するような不思議な感覚を味わえました。静岡県内の13宿は、東海道の魅力が凝縮された区間であり、歴史好きだけでなくドライブ旅行にもおすすめのコースです。

<参考になるブログ・情報サイト>
旅行計画や歴史の予習には、以下のようなサイトが参考になります。

東海道五十三次ウォーク公式・関連サイト:各宿場の歴史や見どころ、地図などが詳しく掲載されています。
静岡県公式観光サイト「ハローナビしずおか」:宿場町、城郭、史跡、グルメなど最新の観光情報が充実しています。

最後に、マイカーでの旅と街歩きを計画する際、旅程の組み方や駐車場情報には特に注意が必要です。見学場所に駐車場がない場合もありますので、事前確認は怠ってはいけません。それでは皆さん良い旅を楽しんできてください。
今回の旅のしおりを添付しておきます参考にしてください。

以上

 

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