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画竜点睛(がりょうてんせい)
<故事の概要>
画竜点睛は、中国の故事に由来します。南朝梁(なんちょうりょう)の画家、張僧繇(ちょうそうよう)が、寺の壁に竜の絵を描いたが、目を入れなかった。理由を尋ねられると、「目を入れると竜が飛び去ってしまう」と答えた。試しに目を点じたところ、雷鳴とともに竜が壁から飛び出し、天に昇ったという。

<慣用句の意味>
「画竜点睛」は、物事を完成させるために必要な最後の仕上げや、全体を際立たせる決定的な要素を加えることを意味する。重要な点や核心をつくことで、全体が生き生きと完成することを表す。

<補足>
この慣用句は、単なる仕上げだけでなく、全体の価値や効果を飛躍的に高める「決め手」となる行為を強調。
芸術、仕事、計画など、さまざまな場面で使われる。
類似の概念は他の文化にも存在するが、この表現は特に東アジア文化圏で広く知られている。

<使用例>
「彼のプレゼンに最後に加えた一言が画竜点睛となり、聴衆の心を掴んだ。」
「この料理は最後にハーブを加えることで画竜点睛の仕上がりになった。」

<類義語>
点睛を入れる
仕上げを施す
決め手となる
花を添える
絶妙な一手

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