具体的にどのような点で「ルース越え」と言われているかを簡潔にまとめます。
1. 二刀流としての歴史的偉業
2022年の偉業: 大谷は2022年に「同一シーズンで投手として10勝以上、打者として10本塁打以上」を達成。これはベーブ・ルースが1918年に達成した記録(13勝・11本塁打)以来、104年ぶりの快挙でした。さらに、大谷は同年、投手として15勝、防御率2.33、打者として34本塁打を記録し、ルースの記録を上回る形で歴史に名を刻みました。
規定投球回・打席の同時達成: 2022年、大谷はMLB史上初となる「投手として規定投球回(162イニング)、打者として規定打席(502打席)」の両方をクリア。この記録はルースも成し遂げていないもので、「ルース超え」の象徴として報じられました。
2. 2025年の最近の記録
本塁打と三塁打の記録: 2025年6月28日の試合で、大谷は29本塁打と7三塁打を記録。前半戦で「29本塁打以上かつ7三塁打以上」は、ルースを含む過去の伝説的選手以来、93年ぶり4人目の快挙です。この記録は、ルース(1921年など)やルー・ゲーリッグらが達成した領域に大谷が到達したことを示しています。
得点ペース: 2025年5月時点で、大谷はシーズン173.4得点ペースで、ルースの1921年のシーズン最多記録(177得点)に迫る勢い。この「170得点以上」の記録はルース以来誰も達成しておらず、大谷がこれを更新する可能性が注目されています。
3. 本塁打ペースの類似性と超え
通算725試合での本塁打: 大谷はMLB通算725試合で176本塁打を記録。これはルースがキャリア最初の725試合で記録した176本と一致。さらに、投手としての通算勝利数も大谷(38勝19敗)とルース(37勝19敗)がほぼ同じで、驚異的な類似性が話題に。
「40-40」の達成: 2024年8月、大谷は「40本塁打・40盗塁」を達成。これはルースでさえ成し遂げられなかった記録で、米メディアから「ルースを超えた」と称賛されました。
4. 投手復帰とさらなる可能性
2025年の二刀流復帰: 2025年6月、大谷は1年10カ月ぶりに投手として復帰。6月22日のナショナルズ戦では投手として1回無失点、打者として26号2ランを含む5打点を記録し、二刀流の価値を再び証明。ルースの時代とは異なり、現代野球の高い競技レベルでこれを達成している点で、大谷の偉業はさらに際立ちます。
奪三振率の違い: ルースはゴロを打たせる投球スタイルで奪三振率が低かったが、大谷は高い奪三振率を誇る(例: 2022年は219奪三振)。これは現代野球の進化を反映しつつ、大谷の投手としての優位性を示しています。
5. 文化的・歴史的評価
「ルースの再来」を超える: 大谷は当初「日本のベーブ・ルース」と呼ばれましたが、2021年にはウォール・ストリート・ジャーナルが「ルースとの比較は不公平。大谷の活躍はそれほど強烈」と評するなど、ルースを超える存在として認識されつつあります。
記念グッズ: 大谷とルースの二刀流を称えるコインやメダルが販売されるなど、両者はMLBの歴史的アイコンとして並び称されています。
まとめ
大谷翔平は、投打両方でルースの記録に並ぶ、あるいは超える成績を残し、特に「二桁勝利・二桁本塁打」「規定投球回・打席同時達成」「40-40」「93年ぶりの本塁打・三塁打記録」など、歴史的な偉業を次々と達成。2025年も得点ペースや二刀流復帰でルースの記録に挑戦し続けています。これらの記録は、ルースの時代と現代の野球環境の違いを考慮すると、大谷の活躍がより際立つと評価されています。
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<ツイッターの反応>
スポーツ報知
@SportsHochi大谷翔平が93年ぶり大記録、かつてベーブ・ルースら記録…先頭弾&同点適時三塁打 #大谷翔平 #ShoheiOhtani 記事はこちら▼ hochi.news/articles/20250…
rewa2019
@rewa20191【大谷翔平の今年のトレンド① 】 昨年は、ホームラン + 盗塁 今年は、ホームラン + 三塁打⭐️ 前半戦で29本塁打、7三塁打をマークするのは、1901年以降では大リーグ史上4人目の快挙と紹介。1921年のベーブ・ルース、1927年のルー・ゲーリッグ、1932年のジミー・フォックス以来、93年ぶりの大記録